僕は以前からFXをやっているのですが、全然うまくいきません。
僕は自分がADHDなのではないかと疑っているのですが、ADHD的な要素がFXや株などのトレードには邪魔になるのではないかと思っています。
検査は8月と9月に行う予定なので、それまではADHDかどうかわからないのですが、仮にADHDと診断されるまではいかなくてもADHD寄りな性質を持っていることに変わりはないはずなので、この記事ではそういう前提で話を進めていこうと思います。
目次
ADHDは衝動的
FXで勝つためには絶好のポイントまで待つことが非常に重要になります。
為替市場はランダム性が非常に高い相場で、その中で勝つためにはランダムではないところを狙っていく必要があります。
ランダムでないところを見つけるためにはチャートを分析して多くのストップや新規注文が置いてあるであろうところを予測する必要があります。
そうして目星をつけたらレートがそこに到達するのを待って有利な方向にエントリーします。
こういった優位性のあるポイントの数は非常に限られてます。
それ以外のポイントでエントリーしてもランダムな動きに振り回されて損失がかさむばかりです。
ですから、勝つためにはめったにない絶好のポイントを見つけ出し、そこまでひたすら待ち続ける必要があるのです。
しかし、ADHDの人間は待つことが非常に苦手です。
他動性や衝動性を持っているので、エントリーポイントまで待てずにポジポジしてしまうのです。
ADHDは刺激を求める
ADHDは定型発達者よりも退屈を感じやすく、刺激を求める傾向があることは知られており、ギャンブルにのめり込む人が多いようです。
FXはギャンブルではないのですが、ギャンブル的な要素も多いですから、トレードをすること自体がADHDにはとてもいい刺激になってハマってしまうのでしょう。
FXは本来お金を稼ぐための手段にすぎないわけですが、トレードは刺激という報酬をもたらしてくれるため、ADHDにとってはトレードすることそのものが目的と化してしまうのです。
絶好のポイントに到達するのを待っているあいだに退屈してしまい、刺激を得るためにエントリーしてしまうのです。
こうなってしまっては到底勝つことはできません。
ADHDは気分が変わりやすく、ルールを守れない
ADHDは気分が変わりやすいことでも知られています。
FXで勝つためにはトレードする前に綿密に計画を立て、そのとおりに実行する必要があります。
為替市場はランダム性が高いため、有利なポイントでエントリーしても思う方向に動いてくれないことがあります。
ですから、トレーダーは優位性のある手法(資金管理も含む)を何度も繰り返し、大きな利益と小さな損失を積み重ねてトータルで勝つというアプローチをしなければなりません。
ルールを破ればたちまちランダム性の餌食になって損失が膨らむことになるので、ルールは絶対厳守なのです。
ですが、ADHDは気分が変わりやすいため、毎分毎秒ピコピコ動くチャートを見ていると「ここでエントリーすれば勝てそうな気がする」と思ってしまい、自分で立てた計画を無視して行き当たりばったりのトレードをしてしまうのです。
そもそも最初に自分で優位性のあるポイントに目星をつけている時点で、このポイントには優位性がないと判断したのですから、そんなところでエントリーしても勝ちにくいに決まっています。
ADHDはワーキングメモリが少ない
ADHDはワーキングメモリが少ないため、同時に複数のことを行うのが苦手です。
僕はFXで過去に何度も似たような失敗を繰り返しており、どういうことをしたら負けるのかを学んでいます。
しかし、いざトレードをすると目の前のトレードのことでワーキングメモリがいっぱいになってしまい、やってはならないことが頭からすっぽり抜けてしまうのです。
負けてからようやく「ああ、またこのパターンやっちゃったよ……」と気づくことも多いです。
トレードの最中には自分は間違ったことをしていないと思い込んでいるので、間違いに気づくことができないのです。
自分としてはルールを守っているつもりなのですが、自分の狭い視野に見えているルールを守っているだけで、それ以外のルールを守れていないんですね。
大きなイベント時にトレードすべきではないのに……
今週はBrexit(イギリスのEU離脱問題)という数十年に1度レベルのビッグイベントがありました。
大きなイベントの前にはトレーダーが様子見に入ったり、いろんなニュースが出たりして方向感が失われることがあります。
注文が少ないのでトレンドが発生しなかったり、上下に揺さぶられたり、値が飛んだりスプレッドが広くなったりととてもやりづらい環境になります。
僕は先週から市場の様子が普段とは違うことに気づき、「こんなときにトレードしても勝てないから来週は休むことにしよう」と決断しました。
今週はずっとトレードを休んでいたのですが、イギリスがEUを離脱するかどうかが決まる国民投票の開示の今日、様子はどうなっているかとTwitterやチャートを見ていたところ、トレードがしたくなってトレードをしてしまいました。
いきなりトレードしたわけですから、明確なプランも分析もありません。
完全になんとなくでトレードをしました。
勝てそうな気がしたのです。
1番値動きの激しいポンド円で、スプレッドが広がりまくっているのにもかかわらず、フルレバ(25倍)でエントリーしました。
大きな損失が出たので、それを取り戻すために再びエントリーしました。
またもや大きな損失が出たのでエントリーしました。
最終的にはすべてのポジションが損失に終わり、とんでもない損失を出してしまいました。
僕はあまりにも愚かでした。
自分で今週のトレードを休むことを決めたのに、よりによって1番動きの激しい今日にめちゃくちゃなトレードをしてしまったのです。
普段頑張って勉強したり、チャートを分析したり、狙った場所まで待てていいエントリーができて利益を得ることができても、こういうどうしようもないトレードですべてがパーになります。
というか、利益よりも損失のほうがはるかに大きいので、パーどころではありません。
僕は以前から何度もこのようなことを繰り返しています。
1分足や5分足を見ていると値動きにつられてついついトレードしてしまうのです。
でも、僕は睡眠時間が12時間と長いので、1時間足や4時間足などでは寝てるあいだにエントリーポイントをすぎてしまうことが多いのです。
指値を入れておくのも手ですが、チャートがどうなっているかわからないのに注文が執行されるのもどうなのかと思ったり。
働くことのできない僕にとって唯一のお金を稼ぐ手段であるFXでこうもうまくいかないとなかなかにメンタルを削られます。
資金が少ないとどうしてもハイレバになって熱くなってよくないですね。
このままFXを続けても勝てそうな気がしないし、資金をゼロにする前にやめたほうがいいのかな、なんて思ったりしてます。
FX自体が結構苦痛というのもありますし。
今のところ働くよりはマシですが、FXはほとんどが待ち時間で退屈ですし、負けたときにはものすごいメンタルダメージがくるのでキツイんですよね。
これからどうするかわかりませんが、もしFXを続けるとしたらルールをガチガチに決めて裁量の入る余地を少なくしたり、時間軸を大きくしてポジポジしないようにしたり、指値や逆指値でエントリーからストップ、リミットまですべて最初に決めてしまうとか、なんらかの対策を講じなければなりません。
今のままだとトレードが改善する前に破産してしまいそうです。
おことわり
上に挙げたADHDがFXに向いていない理由ですが、「待てない」や「ルールを守れない」、「感情的になる」などはADHDに限らず、相場初心者や負け組に多い負けパターンです。
僕自身まだまだ初心者なので、単純にそうしたパターンから抜け出せていないというのもありますが、ADHDの場合にはよりそうしたパターンにハマりやすいのだと考えています。
なお、冒頭でも述べたとおり僕はADHDと診断されたわけではないので、本記事は参考程度になさってください。