ブログにGoogle AdSenseやGoogle アナリティクス、Amazonアソシエイトなどを導入している方は多いのではないでしょうか。
これらのプログラムを利用する場合、プライバシーポリシーに必要事項(Cookieを使用することなど)を記載しておかなければなりません。
どのようなことを記載しなければならないかについては各プログラムのサイトに説明がありますが、テンプレートが存在しないため、自分で文章を考えなれけばなりません。
サイトの説明がわかりづらいために、プライバシーポリシーの作成はやや難しく面倒なことだと思います。
僕も様々なサイトを参考にしながらプライバシーポリシーを作成しました。
過不足なく簡潔な文章に仕上げましたので、プライバシーポリシーの作成にお困りの方はぜひともコピペしてお使いください。
ただし、文章を丸々コピペするとGoogleに悪い評価を下されるおそれがないとも言い切れませんので、その辺はご注意ください。
例文だけ知りたい方は「プライバシーポリシーの例」だけをご覧いただければ大丈夫です。
それ以降は各プログラムのプライバシーポリシーの書き方についての解説になります。
プライバシーポリシーの例
Google AdSense
当サイトではGoogle AdSenseを導入して広告配信を行っております。
Google などの第三者配信事業者が Cookie を使用して、ユーザーが当サイトや他のウェブサイトに過去にアクセスした際の情報に基づいて広告を配信しております。
ユーザーは、広告設定でパーソナライズ広告を無効にすることができます。
また、www.aboutads.info にアクセスすれば、パーソナライズ広告に使われる第三者配信事業者の Cookie を無効にすることができます。
Google アナリティクス
当サイトではアクセス解析のためにGoogle アナリティクスを使用しております。
データ収集のためにCookieを使用します。
データが収集、処理される仕組みについては、ユーザーが Google パートナーのサイトやアプリを使用する際の Google によるデータ使用をご覧ください。
Amazon.co.jpアソシエイト
当サイトは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
第三者がコンテンツおよび宣伝を提供し、訪問者から直接情報を収集し、訪問者のブラウザにクッキーを設定したりこれを認識したりする場合があります。
Google AdSense
必須コンテンツには次のように記載されています。
プライバシー ポリシーには次の情報を記載する必要があります。
- Google などの第三者配信事業者が Cookie を使用して、ユーザーがそのウェブサイトや他のウェブサイトに過去にアクセスした際の情報に基づいて広告を配信すること。
- Google が広告 Cookie を使用することにより、ユーザーがそのサイトや他のサイトにアクセスした際の情報に基づいて、Google やそのパートナーが適切な広告をユーザーに表示できること。
- ユーザーは、広告設定でパーソナライズ広告を無効にできること(または、www.aboutads.info にアクセスすれば、パーソナライズ広告に使われる第三者配信事業者の Cookie を無効にできること)。
第三者配信による広告掲載を無効にしていない場合、広告の配信時に第三者配信事業者や広告ネットワークの Cookie が使用される可能性があります。その点についても、次の方法でサイトのプライバシー ポリシーに明示してください。
- 第三者配信事業者や広告ネットワークの配信する広告がサイトに掲載されることを明記します。
- 対象となる第三者配信事業者や広告ネットワークの適切なウェブサイトへのリンクを掲載します。
- これらのウェブサイトにアクセスすれば、パーソナライズド広告の掲載で使用される Cookie を無効にできることをユーザーに明示します(配信事業者や広告ネットワークがこの機能を提供している場合)。または、www.aboutads.info にアクセスすれば、第三者配信事業者がパーソナライズド広告の掲載で使用する Cookie を無効にできることを知らせます。
1番目と2番目の黒丸からはGoogleや第三者配信事業者がCookieを用いて広告を配信していることを記載すればよいことがわかります。
3番目の黒丸からはパーソナライズ広告が嫌な人には回避する手段があることを示す必要があることが読み取れます。
第三者配信による広告掲載についてですが、イメージ広告をオンにしているとGoogle以外の企業の広告が配信される可能性があるようです。
もしオンになっているなら、4、5、6番目の黒丸に記載されていることを守らなければなりません。
ですが、これらは最初に示した例文のとおりに書いていただければカバーできる内容ですので、特に追記する必要はありません。
Google アナリティクス
Google アナリティクス利用規約の「7. プライバシー」には次のような記載があります。
お客様はプライバシー ポリシーを公開し、そのプライバシー ポリシーで、お客様がデータ収集のために Cookie を使用していることを必ず通知するものとします。また、Google アナリティクスを使用していること、および Google アナリティクスでデータが収集、処理される仕組みについても必ず開示するものとします。この情報の開示は、「ユーザーが Google パートナーのサイトやアプリを使用する際の Google によるデータ使用」のページ(www.google.com/intl/ja/policies/privacy/partners/ や、Google が随時提供するその他の URL)へのリンクを目立つように表示することで実施可能です。
- Cookieを使用していること
- Google アナリティクスを使用していること
- データが収集、処理される仕組みの開示(URLを貼ればOK)
をすればよいことがわかります。
Amazonアソシエイト
Amazonアソシエイト・プログラム運営規約から2か所を抜き出します。
甲はアマゾンジャパン合同会社またはその関連会社、乙は自分のことだと思ってください。
5. 乙のサイトに対する責任
乙は、乙のサイトに関して、その開発、運営および維持、ならびに乙のサイト上またはサイト内に表示される一切の素材を含めて、単独で責任を負うものとします。例えば、乙は以下に関して単独で責任を負います。
(中略)
- プライバシー規約その他を通じて、乙が乙のサイトの訪問者からデータを収集し、使用し、保管し、開示する方法、および該当する場合は(甲および他の宣伝掲載者を含めて)第三者がコンテンツおよび宣伝を提供し、訪問者から直接情報を収集し、訪問者のブラウザにクッキーを設定したりこれを認識したりする場合のあることを、乙のサイト上に正確かつ適切に開示すること。
これは要するにクッキーを使用して情報を収集したりしますよということです。
10. 乙がアソシエイトであることの表示
乙は、本規約、乙による甲のコンテンツの使用、または本プログラムへの乙の参加に関して、いかなるプレスリリースの発行も、その他の発表・広告もしないものとします。乙は、本規約により明示的に許可される以外には、甲と乙との関係につき不実表明や誇張(甲が慈善活動やその他の運動を支援、後援、支持または貢献しているという表明または暗示を含む。)をせず、甲と乙の間、またはその他のいかなる個人もしくは企業との間の関係または提携を表明したり暗示したりしないものとします。乙のサイト上のどこかに 「Amazon.co.jpアソシエイト」、または「[乙の名称を挿入]は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」の文言を表示しなければなりません。甲は、この文言あるいはグラフィックロゴを適時変更することがあります。
Amazonアソシエイトに参加していることを書けばよいということです。
楽天、iTunes
楽天やiTunesのアフィリエイトプログラムには記載しておくべき情報についての説明がなかったので、記載は必要ないと思われます。
おわりに
プライバシーポリシーを作成するのはとても面倒ですが、一度書いてしまえば規約変更がないかぎりはそのままで問題ないので、なんとか頑張って作成しておきましょう。
プライバシーポリシーが記載されていないからといってBANされたり支払い拒否されたりした例は見たことがありませんが、一応義務ですので記載しておいたほうがよいでしょう。