うつ病には運動が効果的と言うけれど……実際無理だよね

うつ病などの精神疾患に運動が効果的であることはさまざまな研究によって明らかになっています。

しかし、健康な人でさえ運動は続かないものなのに、うつ状態の人間が運動するのってかなり大変ですよね。

僕は双極性障害のような感じなのですが(通院中だが未診断)、個人的にどんな点で大変なのかを書いてみたいと思います。

スポンサーリンク
レクタングル(大)

体が動かない

重いうつ病患者は体が重くて動かないようですね。起き上がるのもやっとで風呂に入れない人もいるようです。

僕は希死念慮がものすごく強かった時期には体が重くて起き上がるのがつらかった経験がありますが、それ以外は家の中ならばある程度普通に活動できますし、必要な外出も一応はできるので、まだマシなほうなのでしょう。

体力がない

僕は2年半ほどひきこもっているのですが、足の筋肉が衰えているのが明らかにわかります。

家の中を歩いていても足がへろへろしてうまく歩けないことがあります。

たまに外出したときなどは歩き方がぎこちなくなってしまいます。

電車の出発まで時間がなくて走ったときにはあまりにもストライドが狭いので笑ってしまいました。

自分的には以前のように走っているつもりなのですが、足が全然動かないのです。

運動会で走るお父さんってこういうことなんだな〜と実感しました。

最近は数週間に一度通院しているので少し体力が回復しましたが、1、2か月完全にひきこもっていた頃は10分ほど歩いただけで膝が外れそうになって足の裏と股関節も痛くなって足を引きずって歩くような状態でした。

関節をサポートする筋肉が衰えると関節にダメージが来るようです。もはや老化レベルなのでは……。

これほどに体力がない状態ですと、運動がとてもきついのです。

過去に何度か思い切って散歩に出かけたことがあるのですが、1週間ほど筋肉痛に苦しみました。

当然そのあいだは運動なんてできません。というか、これだけのダメージが来るとやる気を失います。

やる気が出ない

うつ状態に陥っているとやる気も出ません。意欲の減退というやつですね。

運動はかなりハードルが高い活動なので、健康な人でもかなりのやる気があるときでないとできないものではないでしょうか。

僕の場合にはうつ状態にプラスしてひきこもりがあるので、外に出なければならない運動は余計にやる気になりません。

外に出るための準備で心が折れてしまうんですよね。

かといって家の中でできる運動は限られています。

エアロバイクなどがあればいいかもしれませんが、景色が変わらないのですぐに飽きてしまうかも?

動画でも見ながらこいでいれば時間があっという間に過ぎて苦痛度も少なくて続くかもしれませんね。

僕のような体力も金もない人間が外で運動をするとなると、考えられるのは散歩かサイクリングです。

散歩は好きな人は好きですが、僕には刺激が少なくてあまりやる気になりません。

歩いても歩いてもあまり前に進まず、景色が変わらないせいかもしれません。

サイクリングはどんどん先に進めて景色が楽しめるし、風を切って走るので爽快感がありますが、僕の住んでいるところは道が狭いうえに交通量が多いのでサイクリングに向きません。

サイクリングロードもないし大きな公園もないし面白いスポットもないしで散歩もサイクリングも楽しめないんですよね。

追記

この記事を書いた翌日に「ポケモンGO」が日本でも配信されました。

これを楽しめる人なら散歩のモチベーションアップがかなりアップするのではないでしょうか。

アメリカでは社会現象になり、精神疾患にかかっている人たちが外に出ることができたという喜びの声も聞こえてきます。

アメリカと日本とでは環境も国民性も異なりますが、日本はポケモン発祥の地ですし、コンシューマーゲーム版のポケモンのマップは実際の日本の地図を元に作成されたものですから、その辺をうまいことやって盛り上がるといいなと思います。

希望がない

これは上で挙げたやる気のさらに根源的な部分です。

うつ状態に陥っていると何もかもに否定的な気分になってきます。

「この病気は治らないんじゃないか」と思ってしまいますし、希死念慮や自殺願望もあります。

ちょっとやそっと運動したくらいでは病気はよくならないと思えますし、あまりにも心を痛めつけられすぎて病気を治そうという気力が湧いてこないのです。

うつ状態だと将来がまったく想像できませんし、物事に対する興味や価値を感じられなくなるので、病気が治ったところで何をするかというビジョンが見えません。

病気はつらいのでなんとかなるのならなんとかしたいものですが、何かをしたいわけではない。

病気が治ったら働かなければならなくなるが、働くのが怖い、つらい、想像できない。

こういった理由によって運動をしようという気持ちになれないのです。

うつに打ち勝って運動をするためにはものすごい気合いと「何かをしたい」という気持ちが必要です。

うつ状態でありながら世界に対する希望が必要なのです。

「病気が治ったら◯◯がしたい」という前向きな気持ちが病気を治す原動力なのです。

僕のうつは重いほうだと思っているのですが、もはやこの世界のすべてが嫌になってしまいました。

厳密に言えばすべてというわけではないのですが、気持ち的には「何もかも嫌だ!!!」という感じですね。

こうなってしまうともはや手遅れで、自力でなんとかするのは難しいので、薬に頼りつつゆるくやっていくほかないのだと思います。

運動をするのなら、うつが軽いうちに、運動を頑張ろうと思えるうちに、物事に対する興味や価値を失わないうちにやっておくといいと思います。

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)
ヒキニートかく語りき
うつ病には運動が効果的と言うけれど……実際無理だよね
この記事をお届けした
ヒキニートかく語りきの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!