気分本位・目的本位

このあいだ病院に行ったときに先生に「気分本位」「目的本位」という考え方を教えてもらいました。

参考になる考え方ですので、みなさんにご紹介したいと思います。

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気分本位

気分本位とは

気分本位とは気分を第一に考える態度のことを言います。

アニメを見たいからアニメを見る、友達に会いたいから友達に会う、宿題をやりたくないから放っておくなどの態度は気分本位であると言えます。

気分本位の問題点

気分本位は人間にとって自然な態度ではあるのですが、メンタルを病んでいる人にとっては不都合が生じる可能性があります。

嫌なことを避け続けることで症状が悪化してしまうことがあるということです。

僕を例にとって説明します。

僕はひきこもりでニートです。

外に出るのも働くのも嫌でヒキニートという現状に落ち着いています。

しかし、ヒキニートであることが楽かというとそうではありません。

ひきこもっていると体力が落ちてどんどん疲れやすくなりますし、生活リズムが崩れて気分も体調も悪くなってきます。

ニートだとお金がないので何もすることができませんし、罪悪感や劣等感、将来への不安を抱くことになります。

人と関わる機会がないので孤独ですし、毎日同じようなことばかり繰り返しているので刺激がまったくなく楽しくありません。

このままでいてもいいことが起こるはずがないのでどうにか現状を打破しなければと思い「散歩したほうがいいな」とか「バイトでも探してみるか」などと考えてはみるのですが、どうしても嫌で実行することができません。

まさに気分本位な態度です。

実際に散歩をしてみると外は思ったより不快ではないですし、いろいろな刺激が得られたり散歩をした達成感を得られたりして気分が向上するものです。

それはわかってはいるのですが、散歩をする前は身支度や散歩をすること自体のめんどくささに打ちのめされてしまって散歩をする気が失せてしまうのです。

散歩を断念すればめんどくささから逃げることはできますが、決して気分がよくなることはありません。

嫌なことから逃げ続けていても状況が好転することはないのです。

精神交互作用

気分本位においては気分が何よりも重要なことであるため、ついつい気分に集中してしまいがちです。

不快な気分に集中するとますます敏感になってより不快な気分に陥ってしまいます。

これが「精神交互作用」と呼ばれるものです。

目的本位

目的本位とは

目的本位とは気分に捕らわれず目的を果たすことを第一に考える態度のことを言います。

「気分が乗らない」とか「怖い」などの感情に流されるのではなく、いま目の前にあるやるべきことをとにかくやるのです。

「あるがまま」を受け入れる

我々人間には負の感情がインプットされています。

負の感情が起こるのは自然の摂理であり、決して避けることはできません。

楽しいこともあり苦しいこともあるのが人生です。

負の感情を避けることができないとして、それに捕らわれていればますますつらくなるばかりです。

では、どうするか。

「怖い」「恥ずかしい」「つらい」などの感情を自分に起こっている事実として「あるがまま」に受け入れるのです。

負の感情をなくそうとして向き合ったところで精神交互作用によって余計につらくなるのですから、それはそれとしておいておいて目的本位の姿勢でなすべきことをなすのです。

行動を起こすことによってやる気や自信が出てきたり、達成感や充実感を得ることができ、次の行動へのステップになります。

まとめ

気分本位や目的本位、精神交互作用や「あるがまま」などの概念は「森田療法」によるものです。

ここに記した情報はあくまで森田療法の考え方であるとご理解ください。

森田療法は古くは神経症の治療のために考えられた療法です。

重症のうつ病患者の場合には目的本位に従って無理矢理行動しようとすると症状が悪化するおそれがあります。

パニック障害や慢性のうつ病などには向いているようです。

個人的には気分が悪くても目的本位に行動するのは相当に難しい気がします。

森田療法はそもそも特別な施設で専門家によって管理されながら数か月間かけて行うものなので、病院に通院しながら自宅で1人で取り組むのはなかなか難しいものだと思います。

ですが、対人恐怖やパニック障害などはどうしても最終的には自分で恐怖に立ち向かっていかないといけないものですから、そのときには森田療法の考え方が役に立つかもしれません。

参考リンク

以下に森田療法の参考サイトを記載しておきます。

これらのサイトがよくまとまっていてわかりやすかったです。

http://www.morioka-clinic.com/morita.html
神経症(不安障害)と森田療法〜公益財団法人メンタルヘルス岡本記念財団
神経症(不安障害)やうつ、パニック障害等の人のためのホームページです。神経症(不安障害)とは病気ではなく、ストレスや心の悩みから起こる症状のひとつです。当メンタルヘルスHPは神経症(不安障害)の克服に大きな実績をもつ森田療法を中心にした情報提供と双方向コミュニケーションを提供しています

補足

本記事では気分本位の説明を一般的なサイトに習って行いましたが、森岡クリニックのサイトによると

気分本位の第一の特徴は、気分を何よりも大切なことと考え、気分を物差しにして物事の善し悪しを測ろうとする態度

とのことです。

本記事では紹介しきれなかったこともたくさんあるので、サイトを覗いてみることをおすすめします。

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