ニートはつらいよ

ニートになったことのない方の中にはニートに憧れを抱いている方もいらっしゃると思います。

毎日朝から晩まで忙しくしている方からすれば1日中のんびりしているニートは羨ましいですよね。

しかし実際にニートをやってみるとこれが相当につらいです。

ニートに憧れている方はニートのいい側面しか見ていないのではないでしょうか。

人生を順調に送ってきた方が経験したことのある長期休みはせいぜい1〜2か月程度のものでしょう。

これくらいの期間ならやることをやっていればあっという間に過ぎてしまいますし、忙しい日常から解放されてリフレッシュできていいのですが、休みが半年以上になると話が変わってきます。

ニートは「毎日が日曜日」なんて言われますが、とんでもありません。心中は無間地獄です。

ニートの生活がどんなものであるかは実際にニートになった者にしかわかりません。

今回は多くの人にとって未知の領域であるニート生活のつらい点をまとめてみようと思います。

スポンサーリンク
レクタングル(大)

暇すぎる

趣味をしても暇

ニートはとにかく暇です。圧倒的に暇です。何をしても埋まらないほどの暇です。

ニートにはやるべきことがないのでとりあえず趣味に時間を使うことになります。

多趣味だったりアウトドアな趣味の持ち主は時間をつぶすことができていいかもしれませんが、僕のようにアニメやゲームしか趣味のない人間には時間をつぶしきることができません。

というのも、アニメやゲームなどの受動的で消費的な趣味は飽きやすいからなんです。

アニメやゲームを楽しむときの人間の活動は「画面を見つめる」ということになりますが、これを毎日何時間もしていると代わり映えがなくて飽きてくるんです。

アニメは作品によって内容が異なるのである程度の時間楽しむことはできるのですが、それでも飽きてしまいます。

ゲームは刺激がありますが、それでも実際に動かしているのは指先だけですので、体を動かしたときのような爽快感はありません。

アニメやゲームはマンネリに陥ってつまらなくなってしまいがちな趣味だと思います。

絵を描いたり文章を書いたりスポーツをしたり旅行をしたりなどの趣味がある方、できる方はもしかしたらそれほど深刻な退屈地獄には陥らないのかもしれませんね。

退屈は恐ろしい

みなさんも退屈に苦しめられた経験はおありだと思いますが、退屈が恐ろしいと感じたことはないのではないでしょうか。

退屈は実に恐ろしいものです。退屈は人間にとって大いなる敵です。

毎日起きると「今日は何をして時間をつぶそうか」と考えます。

時間つぶしはニートにとっての大きな課題です。

時間をつぶそうにもやるべきことはありませんし、アニメやゲームにはとっくに飽きています。

かといって新しく物事を始める気にもなれません。

というわけでいつものようにアニメやゲーム、ネットでひたすら時間をつぶすことになります。

それらは別にもうそれほど楽しいわけではありません。

でも、時間つぶしをしないわけにはいきません。

何もしないとそれこそ本当に退屈で死んでしまいます(退屈では死ねませんが)。

「時間つぶしのいい方法がないけれどもなんとかして時間をつぶさなければならない。何かないか。どうしよう」。これを何度も何度も繰り返します。本当に苦痛です。

やるべきことがあるということがどれほどよいことであるかを思い知らされました。

暇な時間があるとついついネガティブなことを考えてしまいますしね。

全国のニートのみなさんも退屈と戦っていることでしょう。

お金がない

何もできない

ニートは働いていませんので基本的にお金がありません。

親が金持ちだとか数年間働いていて貯金があるとかなら別ですが、大多数のニートは無一文だと思います。

ニート生活を送るために最低限必要な家や食料は親が用意してくれますが、それ以上の活動をしようと思ってもほとんど何もすることができません。

やりたいことがあってもできませんし、欲しいものがあっても買えません。

外出するにしてもせいぜい散歩くらいしかできません。

病院に行くために近くの街に出てたくさんの店、たくさんの商品を見ても僕には何も買うことが出来ません。どれも僕とは縁のないものなのです。そう思うととても悲しい気持ちになります。

世の中の何もかもが僕の世界とは別世界に存在し、僕だけがぽつんと取り残されている感じがしてつらいです。

何もすることができないので僕は無料で見られるアニメやネット、以前購入したゲームソフトなどで時間をつぶしているわけです。

お金を使って何か新しいことをすることができれば気分も少しはよくなりそうなものなのですが、生活がマンネリ化して気分も停滞気味です。

友人と疎遠になる

僕には数少ないながらも長いつきあいの友人がいます。

ですが、最近は友人とのつきあいがほぼありません。

友人と会って食事をしたり映画を見たり買い物をしたりするのにもお金が必要ですからね。

今の僕にとってお金が減ることは恐怖以外の何物でもありません。

数百円程度の出費でさえ相当にためらわれます。

そんなわけで友人を遊びに誘ったり誘われたりすることが気軽にできなくなってしまいました。

もちろんメンタルの問題もあるんですけどね。

後ろめたい

家の中で僕だけが何もしないでいるのが後ろめたいです。

メンタルを病んでいるので何もできないのは仕方がないのですが、父は仕事をしてお金を稼ぎ、母は家事もペットの世話もしていて、僕は出された料理を食べてあとはアニメを見たりゲームをしたりネットをしたり……。申し訳なさと情けなさが募ります。

ただ、親のせいで僕のメンタルがこうなったということ、家事は親の仕事であると考えていることなどから特に何もしていない自分を正当化しているのでなんとか耐えられています。

世の中には稼いだお金を家に入れる殊勝な心がけの方がいるようですが、僕もできればそんな人間になりたかったです。

生活リズムが崩れる

ニートはやることがないので朝早く起きる必要がありません。

当然昼頃までベッドの中で過ごすわけです。

遅く起きるので夜は遅くまで寝ることができません。

ニートになると相当アクティブな人でないかぎりはあまり外出しなくなるので、日光を浴びないし運動もしませんから、なかなか寝つけなくなりますし、睡眠の質が悪くなってだらだら寝てしまいがちになります。

パソコンやスマホのディスプレイをずっと眺めているのも寝つきが悪くなる理由の1つですね。
一度生活リズムが崩れると自力で立て直すのは相当に難しいです。

体内時計が狂ってしまっている状態ですから、それを無理矢理直すのは苦痛を伴います。

会社など絶対に早起きしなくてはならない用事があるならば眠い目をこすってでも早起きすることになりますが、なんの予定もないニートが己の意志だけで眠気に打ち勝つのは至難の業です。

生活リズムが崩れると生じる問題

生活リズムが崩れると慢性的にだるくなります。頭もボーッとしますし、メンタルの調子も落ちます。

また、起床してすぐに日が暮れるような場合には散歩などの外出が困難になります。

社会復帰をするにもまず生活リズムを直さないと話になりません。

ただでさえ大変な社会復帰のハードルがさらに上がってしまいます。

このように、生活リズムが崩れることにはデメリットがとても多いです。

デメリットが多いことがわかっているのに自力ではなかなか直すことができないというのもとてもやっかいです。

劣等感・嫉妬

僕の場合には人生がうまくいかなくなってニートになりました。

人生がうまくいっている人が羨ましくて仕方ありません。

「人生がうまくいっている」というのは別に社長になるとか有名人になるとかそういうことを言っているわけではなく、高校なり大学なりを卒業して働いているという、いわば普通の状態のことを示します。

学校を卒業する人は中退する人よりも多いですし、働いている人は働いていない人よりも多いです。

それが普通なんです。でも、僕にとってはその「普通」がとても羨ましいんです。

僕も途中までは普通に生きていたはずなのに。どこで道を踏み外してしまったのか。

日本におけるニートの割合はたったの2%にすぎないようです。意外ですね。

いや、みなさんにとったら意外でもなんでもないのかもしれないですね。

ニートをやっている者からすると僕のような人間はもっとたくさんいそうな感じがするのです。

ニートは圧倒的少数派で、しかも世間からすれば忌むべき存在です。

ネットでは当たり前のようにニート叩きが行われています。

ニート当事者にどのような背景が存在するのか一切気にもかけずに、ただ「ニートである」という状態一点のみでもって断罪されてしまうわけです。

少数派で忌むべき存在であり、金も名誉もない無力なニートが何を主張してもすべて叩きつぶされてしまうのが悲しいところです。

将来への不安

ニートだと将来がどうなるのかまったく見当がつきません。

親が定年退職したらどうなるのか。生活保護は受けられるのか。

いつニートから抜け出せるのかわからないので、このままずっとニートだったらどうしようかといろいろな不安が頭をよぎります。

一番の不安はやはり金の問題です。

金さえあれば大体のことはどうにかなります。

逆に金がないとほとんどのことがどうにもなりません。

生活保護受給は年々難しくなっているようで、本当に困窮している人でさえも窓口で追い返されてしまうケースがあるようなので、将来僕が困ったときに受給できるかどうかわかりません。

僕はメンタルを病んでいるので自殺のことをよく考えます。

ですが、どんなに死にたくてもなかなか自殺を決行することはできません。

別に生きたくはないのですが、死ぬのは怖いです。

だからこうして漫然と日々を生きているわけなのですが、こうしていられるのも時間の問題です。

いつか動き出さなければならないときが来ます。

それがいつなのかはわからないし、どのように動くことになるのかはわかりません。

「そのとき」が来るまでどのように生きるか。

社会人ではないのでキャリアアップの青写真を描くことはできませんし、交際している人もいないので結婚や出産、子育ての計画もありません。

将来は完全に白紙です。

来年の僕は何をしているのかまったくわかりません。

まだニートをしているかもしれませんし、もしかしたらメンタルがよくなってバイトでもしているかもしれません。

メンタルが悪化して死んでいるかもしれませんが、それは最悪のケースですね。

将来のことが何も決まっていないというのはとても不安です。

このまま何もしないでいてもどんどん年をとってしまって働きにくくなります。

「なんとかしなければ」と毎日考えていますが、なんともできないままです。

気持ちばかりが急いて何もしていないのにつらくなってしまいます。

なんとか脱却して明るい未来を描きたいところです。

おわりに

僕の経験に基づいてニートのつらいところを挙げてみました。

ニートはめちゃくちゃつらいです。当事者になるとつらさがよくわかります。

ニートは働いていないから楽だと思われるかもしれませんが、個人的には働いているほうが楽だと思います。

学校に行って授業を受けて部活をして塾に行ってバイトをしてと1日8時間以上活動していた頃のほうが僕にとっては楽でした。

ニートには積極的になるもんじゃないです。

親が金持ちで、多趣味で、健康体で、一人でいても平気で、世間からの冷たい視線に耐えられるような人間ならばニートになっても幸せに生きていけるでしょうが、99%の人間はニートになったら不幸になると思います。

多分ほとんどの人は3か月もしたらニート生活に耐えられなくなります。

ニートは全然いいものではありませんよ。

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)
ヒキニートかく語りき
ニートはつらいよ
この記事をお届けした
ヒキニートかく語りきの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!