精神科受診のつらいところ

僕はブランクも含めると精神科に2年半ほど通っています。

今までに受診した病院は3つで、3人の先生と1人の臨床心理士に診てもらいました。

今回はそんな僕がこれまでに経験した精神科のつらいところを書いていきたいと思います。

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つらいことや恥ずかしいことを話さなければならない

初めての病院を受診するときに最初に立ちはだかる大きな壁がこれです。

患者は自分がどのような悩みを抱えているのかを医者に話さなければなりません。

内科や外科で「のどが痛い」「足が痛い」などと説明するのとはわけが違います。

精神科を受診する患者の多くはメンタルに問題を抱えており、不眠や食欲不振などの体の問題よりもメンタルの問題こそが最も重大な困りごとなわけですから、当然これを訴えずに済ますことはできません。

しかし、メンタルの悩みを人に打ち明けることは通常はとても恥ずかしく感じられることだと思います。

世間ではまだまだ精神疾患に対して偏見があり、「うつ病は甘えだ」とか「心が弱いからうつ病になるんだ」などの無理解で心ない言葉を見かけることが多いですから、自然とメンタルの悩みを隠すようになってしまいます。

恥ずかしさやうしろめたさがあり、親しい友人や家族にさえ相談することのできない人も多いのではないでしょうか。

それを精神科では初対面の人間に包み隠さず話さなければならないのですから、かなりの勇気が必要です。

僕は自分のことをなるべく他人に知られないようにして生きてきたので自分の内面や弱みをさらけ出すのはかなり抵抗を感じました。

相手は医者ですから普通の人とは役割が違うものの、初回は恥ずかしさや惨めさでいっぱいでした。

医者が案外冷淡

精神科医はメンタルを専門にしてはいるものの、医者は医者なのです。

患者の訴えを聞いて症状から病気などを判断して診断を下し、薬などを用いて治療するのが仕事です。

患者の話に同情してくれるわけではありません。

話を聞いてもらいたかったり、人間関係のアドバイスが欲しかったりする場合にはカウンセラーを頼るのが正解です。

もちろんすべての医者が冷淡であるわけではありません。

もしかしたら熱血系の医者もいるかもしれませんが、僕は今のところそうした医者には会ったことがありません。

患者の話を親身になって聞いてくれて、情緒的な反応を示してくれる医者もいるかもしれません。

ですが、これから初めて精神科を受診する場合には医者にカウンセラーの役割を期待しないようにしたほうが落ち込まずに済むと思います。

医者の当たり外れが激しい

精神科は他のどの科よりも医者の当たり外れが激しいのではないかと思います。

メンタルは目には見えませんから、患者がどういう状態にあるのかを判断するためには豊富な知識と経験が必要です。

僕が最初に診てもらった医者は穏やかで話をよく聞いてくれる先生でしたが、話を聞いてくれるだけで特に進展がありませんでした。

しばらくはいい先生だと思っていたのですが、生育歴や躁状態の有無などの聞き取りがなかったので、病気や障害などの正しい判断ができていないのではないかと思うようになりました。

また、精神科の場合には医者の人柄も治療に大きく関係してきます。

外科医の場合には性格が悪かろうが腕がよければ確かな治療を受けることができますが、精神科においては医者と患者との対話そのものが治療の一部でもありますから、医者が横柄な態度であっては治療がうまくいかないのです。

メンタルが弱っている状態の患者に対して医者が心ない言葉を投げかければ、患者は傷つき治療をやめてしまうでしょう。

僕もかつて嫌な目に遭いました。

「何もかもが虚しくて死にたい」と医者に伝えたところ、「それは君の考え方だからね」と一蹴されてしまいました。

メンタルの調子が悪い状態でどの病院を受診するべきか一生懸命調べて勇気を出して電話で予約をし、電車に乗って知らない土地を訪れて恥ずかしさを我慢して症状を伝えたのに返ってきた言葉がこれでは本当に嫌になってしまいます。

医者の言っていることは間違っているわけではありませんが、精神科医である以上、患者の感情に配慮した態度をとるべきだと思います。

客観的な検査で診断をすることができない

心や脳の中身は検査で簡単にわかるものではありません。

近年になって心と脳の関係が少しずつわかってきてはいるものの、この検査を受ければこの病気かどうかすぐにわかるというような検査はいまだにありません。

検査が補助的に行われることはありますが、診断は主に医者の問診によって下されます。

医者によって診断がバラバラということも珍しくありません。

本当の病気がわかるまでに10年以上もかかってしまった人も少なくないようです。

僕は今の病院に通い始めてから3か月以上経過していますが、自分の病気や障害についてまだ何もわからない状態です。

診察時間が10〜15分程度しかありませんから、自分の状態を伝えるだけでもかなりの期間が必要になります。

自分がどういう病気や障害なのか、あるいは病気や障害ではないのかということがわからないのはすごくモヤモヤします。

医学の研究が進んで心と脳の関係がより明らかになり、診断や治療が簡単になることを期待しています。

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